怒涛の三日間の翌日、7月7日、
朝三時半起きで、旦那さまに送ってもらい、伊香立・ブルーベリーフィールズ紀伊國屋へ。
うまこさんこと杉野真紀子さん、二頭の雄馬・シロくん、ブチくん、
そして全身乗馬ルックに身を包んだHさんと合流し、
空が白み始める四時半、オンナ三人、馬二頭、犬一匹で、いざ出発。
早朝の集落を抜け、歩道のない車道も抜け、途中(←地名です)から花折峠。
Hさんの乗ったブチくん先頭で、
うまこさんと私はシロくんのしっぽを持って引いてもらいながら歩いて登る。
暗いトンネルの中では、私はわんこと一緒に一番後ろ。
馬二頭が蹄鉄の火花を散らせてパカパカ歩くのを見ながら、
一番後ろで、ピカピカ光る指示灯を振りながら、みんなで歌を歌いながら通過。
無事、四つのトンネルを越え、もうすぐ学校に着くぞ~というときに、
見慣れたご近所さんの車がすれ違うと、道の端に停車。
われわれの行列を走って走って追い越して、ふり返って写真撮影して、
「じゃあ」と去って行く。
シロくんとのツーショット(ちかさん、ありがとう!)
学校到着が八時前。
校庭の隅っこの草地で朝ごはんを食べていると、
ちょうどスクールバスで登校の小学生・中学生と遭遇。
教頭・校長先生に見守られながら、始業までのわずかな時間、
子どもたちと馬のふれあい体験。
裸馬に2人ずつ、子どもたち同士だけで助け合って乗馬する姿を見終えて、
わが集落の河原まで、もうひとふんばり。
するとほどなく、またまた対向車線の車が停車して、中から、はるやのユミエさん登場!
歩きながらしばしおしゃべりしてさようなら~。
そして、わが集落の河原には、予定通り九時過ぎに到着。
簡易電柵で囲った草地に二頭を放し、橋の下で一服していたら、
急に雨脚が強くなり、「雨に当たらずにここまで来れてよかったねぇ」と。
・・・スクールバスで帰宅した子どもたちは、馬をめがけてまっしぐら。
うまこさんの声かけで、子どもたち同士で裸馬に乗り、
お水やえさやりもみんなで手分けしてお世話する。
水を入れるために、私が電柵を外した瞬間に、シロくんが柵から脱走。
たいへん!になったときは、みんなが一致団結。
シロくんを囲んで撫でて撫でてご機嫌をとって、うまこさんを呼んで・・・。
その姿を見て笑いながらカメラを構え、必死の私たちを撮り始めるうまこさん。
そして、夜は、葛川明王院へ、この日から始まった太鼓廻しの練習の見学。
練習後の集会に、子どもたちも一緒に参加させて頂け、
帰り際にうまこさんの紹介をしたら、
オトコ衆が口々に、朝、会った!自分も見た!と話がはずむ。
「台風が過ぎるまでしばらく葛川に居ますので、よろしくお願いします」とご挨拶。
× × ×
私は、琵琶湖博物館にいたころ、
馬で通勤するのが夢だった。
そんなこと、すっかり忘れていたけど、
6月13日、地球暦のお話し会で、美浜の納屋カフェに行ったとき、
ポニーのサツキちゃんに出会って思いだし、
その場にいたじょんさんやみなさんに、その夢を伝えた記憶がある。
すると、夏至の日、
北海道に着いて、夜、ホテルに到着してほっとしたときに、突然、
昔くらし倶楽部の活動でお世話になったお馬と畑のかやこさんから電話があった。
うまこさんが滞在先を探しているので力になってあげてほしいと。
そして、北海道から帰った翌日、うまこさんと二人で、
わが集落と同じ学区の久多を訪れ、たまたま居合わせた方々に相談したら、
その場で、行き先が決まった。
さらに、その道中となるわが集落に、少しだけ滞在してもらえることに!
× × ×
馬がやってきて、今日で三日目。
子どもたちは帰宅すると河原の馬めがけてまっしぐら。
どの子も馬に乗れるようになり、お世話も少しはできるようになった。
そんな様子を見守ってくださる、うまこさんの眼差しが有難い。
いつまで居られるのかわからないけれど、この一瞬一瞬が貴重。
そして、私は明日から、徳島へ。
毎週土曜の二時~、葛川で開催している、自由な交流の場「かやぶきっさ」
明日、私はいませんが、
旦那さまとうまこさんが担当で、馬のお世話をしますよ~!
馬に出会いたい方、お世話をしてみたい方、ぜひ葛川のわが集落へ。