特別研究セミナーの開催

なかてぃヨーコ

2009年07月02日 13:09

「住まいの小学校」は木考塾との共同例会です。

木考塾の方々と初めてお会いしたのは昨年末のことでした。
すぐに意気投合し、
ともに「資源が循環する住まいと暮らしの体験館(仮称)構想」
をまとめました。

それがきっかけで、木考塾と琵琶湖博物館とが協働していく道を
探ることになりました。

キックオフが、年度末の琵琶湖博物館・特別研究セミナーでした。
その案内を記録として、ここに残しておきます。

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第53回 琵琶湖博物館・特別研究セミナー

■テーマ: 『資源が循環するこれからの住まいと暮らし』
      -これをテーマに博物館と何ができるか-

■日 時: 2009年3月27日(金)15時-17時

■会 場: 琵琶湖博物館 セミナー室

■博物館へのメッセージ(開催趣旨にかえて):

 資源が循環する暮らしを心がけて、持続可能な社会を目指す。

 そんな暮らしの舞台にふさわしいのは、わが国伝統の暮らしの智慧を受けつぐ家、
 自然素材の木の住まいです。

 私たちは、そうした智慧を活かす家づくりを、続けてきました。

 博物館の研究や展示が、滋賀の人びとの「暮らし」を変える契機になるように、
 まずは「住まい」を考え直す場を、博物館のなかに創りたい。

 そのためにお手伝いできることが、きっとあるに違いない、
 と私たちは考えました。

 「伝統的な木の住まい」をまん中において、
 何ができるかを、ともに、そして多くの人たちと一緒に考えていきましょう。

■プログラム:
 ○開催にあたって;               高橋啓一(琵琶湖博物館)
 ○話題提供;
  ・どうして琵琶湖博物館となのか        岩波正(建築士)
  ・「現代の住まいと暮らし」の課題とその解決のための実践 
    川村勝美(大工棟梁)、宮内寿和(大工棟梁)、川端眞(建築士)
  ・滋賀における家づくりグループ        岩波正(建築士)
  ・博物館とともにやっていきたいこと      鈴木有(木構造研究者)
 ○討 論; 協同の取り組みは可能か、どんなことができるか         
  (参加者全員)
 ○総 括; これから進めていくにあたって
   岩波正(木考塾代表)、高橋啓一(琵琶湖博物館)
 ○司会進行: 西村知記(琵琶湖博物館)、川端眞(木考塾)

■見学会:
 セミナーに先立ち、当日13時半から、博物館の主要展示「冨江家」を見学します。
 往時の資源循環型の暮らしとその保全の意味について、学芸員から解説があります。

■参加費: セミナーと見学会は、どなたでも参加できます。
 セミナーは無料ですが、見学会に参加するには、博物館の常設展示観覧券(600円)
 を窓口で購入して、「農村の暮らし」の展示室に入場して下さい。

■主 催: 琵琶湖博物館/木考塾(木造在来工法住宅を考える会)

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