昨日、安土で、若杉おばあちゃんのお話会に行ってきました。
綾部にある築160年の古民家に住み、
伝統的な日本の食や野草料理を中心にほぼ自給自足の生活を送りながら、
現代日本の食に警鐘を鳴らし続けている、若杉友子さん。
75歳で、眼鏡なしで新聞を読み、スクワットも70回はできる
元気なおばあちゃんです。
私は、栗東のさきらで行われたアースデイしが7.03のときに、
たまたま立ち寄った黒焼きやさんの店先に置かれていた
その当時出たばっかりの
『野草の力をいただいて』という本に出会って
若杉さんのことを知り、
本を読んで、すごい方だ、ぜひお会いしたいと思っていたら、
滋賀でお話会があると聞いて、いそいそと安土の公民館に出かけました。
お話を聞いて、足湯の実演も見せていただいて、
「ほんものだ」と確信しました。
一言ひとことが、頭でっかちでない、実践の裏付けのある言葉、
血の通う、魂のこもるお話でした。
著書にサインを求めたら、
「食物は薬。薬は食物」と記され、
「食」って「人を良くする」って書くでしょ。
「薬」って「草で楽にする」って書くでしょ。
と言葉かけいただきました。
ちょうど、近江昔くらし倶楽部では、
今年度から、植物の力にも目を向けようと、
屋外展示で採集した野草でお茶をつくったり始めていたところでしたし、
会員のSさんと、これから「旬をわかちあう会の」ときに、
五膳(飯・汁・煮物・和え物・漬物?)
を意識したメニューにしたいなあと話していたところでした。
若杉さんの陰陽の考え方や実践は、
こうした方向性にぴったり合うものだと思います。
会場には、黒焼きやさんや、地産のまこもを使った料理、
選ばれた素材で手づくりされたものが並び、
高い意識をもって、こうした活動を始めている方々にも
たくさん出会うことができました。
ぜひ、こうした方々ともつながりあいながら、
これから、近江昔くらし倶楽部の活動の中などで、
学びあう機会を作っていきたいです。
さっそく、14日に生活実験工房で行う学びあいの会では、
雑穀と季節の野菜をみんなで囲みながら、お話できたらなあと
思っています。
彼女の詳しいお話の内容は、
8月末に出たばかりの本
若杉友子さん『体温を上げる料理教室』(致知出版社)
を読むことをおすすめします。
(おばあちゃん自身がぜひこの本を読んでほしいとのことでした)
http://www.chichi.co.jp/book/book932.html
以下、HPより抜粋します。ご参考まで。
「宇宙や自然の法則に則って生きれば毎日が楽しい」
~エピローグより~
問題の一番の解決法は、穀物菜食にして、いい塩気をしっかり摂って、
まず自分の血液と細胞、体を建て替え、立て直して陽性にすることなんです。
すべてはそこから始まります。
食物の陰陽に問題解決の秘密の鍵があることを知れば、
何も心配することはありません。
食べたもので血が変わり、細胞が変わるんです。
すると内臓も変わり、体が変わります。
そして、考え方・生き方が変わり、前向きのプラス思考になって、
元気で明るくなっていく。
そうなると自分のところに人が集まってくるでしょう。
ばあちゃんが楽しいのは、そういうことなんですよ。
◆目次◆
プロローグ あなたの「食歴」は大丈夫?
第一章 間違った食の常識が病気を作る
第二章 陰陽を学ぶ体質を変える
第三章 先人が教える食養の知恵
第四章 食べていいもの悪いもの
~健康に生きるための食事の工夫
エピローグ 温故知新
~伝統の食文化に則った生き方が日本人を元気にする
巻末にレシピ・家庭療法の知恵を収録
【付録】食材の良し悪しが一覧できる陰陽表
以上、取り急ぎ、ご紹介します。