すっかりご無沙汰しておりますnakatyです。
昨日をもちまして、ギャラリー展示「温故知新・近江の糸と織り」が無事終了いたしました。
みなさまのおかげだと、深く感謝しております。ありがとうございました!
ちょうど一年前、長浜城歴史博物館の特別展「糸の世紀・織りの時代」が開催されるのを機に、
県内の糸と織りに関わる方々をつないで巡回展でもしようよ!と作ったのが
「近江・糸と織りネットーワーク」
そのつながりの中で、今回ご都合のつく方々に、自らの活動を紹介する展示物をご持参いただき、
「温故知新」をテーマとして構成した展示会でした。
今回、展示(提供)いただいたのは、以下の方々。(展示順路順、敬称略)
弥生織りの会、近江上布伝統産業会館、大西新之助商店、北川織物工場(ファブリカ村)、
浜縮緬工業協同組合、新暁会、騒人、滋賀県東北部工業技術センター、
高島綿’sクラブ、高島地域地場産業振興センター、おうみこっとん夢つむぎ、綿と機織りの会、
近江はたおり探検隊、滋賀県立大学森下研究室、京都造形芸術大学大高研究室、
古着収集家 出雲一郎氏、橋本章氏
滋賀県の伝統織物である湖東の麻織物、湖北の絹織物、湖西の綿織物をすべておさえ、
その伝統の技を新しい展開・大学との協働の成果も紹介でき、
織りの原点である弥生機から始まり、
復元製作した地機と近江上布の高機は織りの実演・体験も行い、
展示の最後を、「古着」で締めくくることができました。
ほんとうに、予算のない中、かつ、準備時間が少ない中、
意欲あるみなさんのお力を集めてこそ、できあがった展示だと、深く深く感謝しております。
21日間の会期で、来場者が約4000名。
展示室内のこたつコーナーでは、綿から種をとる綿繰り作業の体験ができ、
毎週末は、どこかのグループがお越しくださり、糸紡ぎや織りの実演・体験などが行われました。
応援メッセージのボードに、メッセージもたくさん集まりました。
そして、最終日の昨日の午後、
展示関係者による展示説明会、SOU・SOU 若林剛之社長の講演会で締めくくられました。
スニーカー地下足袋で起死回生をはかられたSOU・SOUの若き社長さんは、
自らの会社で扱う和装に身を包み、
近江の織りの産地の方々に向かって、
布としてのブランド「Harris tweed」のことを紹介して、応援くださいました。
ほんとうにうれしく心に響いたお話でした。
講演終了後、そのまま展示の撤収作業に入ったのですが、
「近江の布」やれるよね!みんなにその良さをとにかく知ってもらおうよ!
という気持ちがつながり、その場にいる人々で盛り上がりました。
まずは、ギャラリー展示の終了の打ち上げ?を兼ねて、
県内の三つの織物産地で、現地見学・交流会を開き、
ご縁のある方々とゆっくりと語り合う機会をつくりたいと思っています。
(地産の美味しいものを食べながら・・・ね)
こうして「近江・糸と織りネットワーク」はゆるやかにつながりを広げていく中で、
やりたい人たちでやれることを無理なく楽しく進めていく・・・・
そんな活動ができたらなあと願っています。
こんな気持ちで展示を終えることができて、ほんとうにうれしいです。
(毎日、毎日、必死でしたから~)
はい、これからも、ご縁のあるみなさま、どうぞよろしくお願いいたしますね!
・・・そして、しが衣食住博の最後のイベント、ギャラリー展示「食事(くいじ)博」へと続くのだった。