2015年07月09日
近況:古来の叡智に濃厚にふれて開いた!
7月4日(土)~6日(月)のとりわけ濃厚な日々をふり返る。
土曜は朝から、びわ博フェスのイベント「麻袋(スカリ)作り」へ。
久しぶりに生活実験工房で近江はたおり探検隊の仲間たちと過ごす。
「スカリ」とは、朽木針畑の山間集落の人々が、山仕事のときに
おにぎりを背中にくくりつけて運ぶために、麻でつくった袋のこと。
この地域の人々のくらしを40年間、映像に残し続けた丸谷彰さんの
9作目となる最新作「ワキノタン」の中で、その製作の様子が出てくる。
探検隊員がその映像から、その技を受け継ぎ、
今回のイベントでその技を参加者に伝えた。
私は、四合瓶の入るサイズに仕上げて、
玄関前のおいしが・うれしがマーケットで藤居本家さんの冷酒をゲット。
その後、下之郷史跡公園(守山市)で茅葺き屋根作りを手伝い、
弥生織りの会の仲間と一緒に、岐阜・春日の長者の里 森のくらし館へ。
翌日のイベント「古(いにしえ)開き」のために前日入り。
会場準備をして夕食後、スタッフのオンナたちと糸績み講習会。
そこで、またまた合宿していた「和ハーブ協会」の方々と出会い、
翌朝、空が白むまで話し込む。
(麻袋から取り出した四合瓶が大活躍!)
ここでいう「和ハーブ」とは、単なる日本産のハーブという意味でなく、
日本の植物利用、ものづくり、四季を楽しむ文化をも包括している。
「ハーブ」の概念を広げるイメージ。
テキスト三冊を手に入れ、その深さにうならされる。
少しだけ仮眠して、午後からの「古開き」に隣町から来られる人生の先輩方の
送迎を担当。話が弾む。
イベントは予想を超える参加者で会場は満席。
映画「水になった村」の映画上映の間、
地元のお母さん方、遅れてきた滋賀・高島の方々とおしゃべりしながら、
「からしそうめん」と傳六茶園の「天空の古来茶」を準備して、
休憩時間に、参加者にふるまう。
この地に近い、ダムに沈む徳山村に通い、映画と著書「水になった村」を作った
大西暢夫さんのお話を聞き、感銘を受けた後、
立石文代さんの「本物にふれてみよう」プチ体験会。
苧麻、楮、亜麻、葛の繊維の展示と麻の糸績みの実演。
はたおり探検隊で自然素材の糸と布を求めて、
全国を回ったことを思い出しながら、助手をつとめる。
「古開き」に参加された方々、スタッフの方々と広く深く、幾多のご縁をいただく。
「次に開くのは、滋賀・高島。
8月29日、朽木・やまびこ館で会いましょう~!」と別れ、深夜に帰宅。
翌日は、日野にて、
「自分の身体の痛みや病を自分で克服することができるようになる
ワークショップ!」に参加。
会場は、今年二月、草津の立派な小屋の解体初日に来てくれた方の古民家で、
なんと、その小屋から引き取られた見覚えある夏障子に出会う。
昨日、入れたばかりとのこと。懐かしい再会に心を揺さぶられる。
講師の星子さんはさわやかな、素晴らしく氣のいい好青年。
たった二時間だけど、自然の理に沿うボディケアの根本を学ぶことができた。
最近、私は、相手の状態を繊細に感じ取り、
基本理念を応用して、新しい施術を日々編みだしていく
若い男性の施術家との出会いが増えてきている。
彼らは、口々に、
自分の身体のメンテナンスを専門家に任せる時代はもう終わり。
その方法を教えたいと語る。
私の学んだ方法は、
「自然の理に沿う生き方を手に入れるWS~ボディケア編~」として、
ぜひ、ご縁ある方に広く伝えたい。
× × ×
大きく、大切なことが開かれた三日間。
改めて、こうした機会にふれるきっかけを与えてくれた、
岐阜の田口さん、麻処さあささん、結び目のしょうこさん、米原の藁谷さん、
そして、ご縁を頂けた方々に、深く感謝いたします。
ありがとうございます~!
・・・実は、濃厚な日はこれで終わりでなく、その翌日は、
朝三時半起きで、オンナ三人、馬二頭、犬一匹の旅なのだった。
(つづく?)
土曜は朝から、びわ博フェスのイベント「麻袋(スカリ)作り」へ。
久しぶりに生活実験工房で近江はたおり探検隊の仲間たちと過ごす。
「スカリ」とは、朽木針畑の山間集落の人々が、山仕事のときに
おにぎりを背中にくくりつけて運ぶために、麻でつくった袋のこと。
この地域の人々のくらしを40年間、映像に残し続けた丸谷彰さんの
9作目となる最新作「ワキノタン」の中で、その製作の様子が出てくる。
探検隊員がその映像から、その技を受け継ぎ、
今回のイベントでその技を参加者に伝えた。
私は、四合瓶の入るサイズに仕上げて、
玄関前のおいしが・うれしがマーケットで藤居本家さんの冷酒をゲット。
その後、下之郷史跡公園(守山市)で茅葺き屋根作りを手伝い、
弥生織りの会の仲間と一緒に、岐阜・春日の長者の里 森のくらし館へ。
翌日のイベント「古(いにしえ)開き」のために前日入り。
会場準備をして夕食後、スタッフのオンナたちと糸績み講習会。
そこで、またまた合宿していた「和ハーブ協会」の方々と出会い、
翌朝、空が白むまで話し込む。
(麻袋から取り出した四合瓶が大活躍!)
ここでいう「和ハーブ」とは、単なる日本産のハーブという意味でなく、
日本の植物利用、ものづくり、四季を楽しむ文化をも包括している。
「ハーブ」の概念を広げるイメージ。
テキスト三冊を手に入れ、その深さにうならされる。
少しだけ仮眠して、午後からの「古開き」に隣町から来られる人生の先輩方の
送迎を担当。話が弾む。
イベントは予想を超える参加者で会場は満席。
映画「水になった村」の映画上映の間、
地元のお母さん方、遅れてきた滋賀・高島の方々とおしゃべりしながら、
「からしそうめん」と傳六茶園の「天空の古来茶」を準備して、
休憩時間に、参加者にふるまう。
この地に近い、ダムに沈む徳山村に通い、映画と著書「水になった村」を作った
大西暢夫さんのお話を聞き、感銘を受けた後、
立石文代さんの「本物にふれてみよう」プチ体験会。
苧麻、楮、亜麻、葛の繊維の展示と麻の糸績みの実演。
はたおり探検隊で自然素材の糸と布を求めて、
全国を回ったことを思い出しながら、助手をつとめる。
「古開き」に参加された方々、スタッフの方々と広く深く、幾多のご縁をいただく。
「次に開くのは、滋賀・高島。
8月29日、朽木・やまびこ館で会いましょう~!」と別れ、深夜に帰宅。
翌日は、日野にて、
「自分の身体の痛みや病を自分で克服することができるようになる
ワークショップ!」に参加。
会場は、今年二月、草津の立派な小屋の解体初日に来てくれた方の古民家で、
なんと、その小屋から引き取られた見覚えある夏障子に出会う。
昨日、入れたばかりとのこと。懐かしい再会に心を揺さぶられる。
講師の星子さんはさわやかな、素晴らしく氣のいい好青年。
たった二時間だけど、自然の理に沿うボディケアの根本を学ぶことができた。
最近、私は、相手の状態を繊細に感じ取り、
基本理念を応用して、新しい施術を日々編みだしていく
若い男性の施術家との出会いが増えてきている。
彼らは、口々に、
自分の身体のメンテナンスを専門家に任せる時代はもう終わり。
その方法を教えたいと語る。
私の学んだ方法は、
「自然の理に沿う生き方を手に入れるWS~ボディケア編~」として、
ぜひ、ご縁ある方に広く伝えたい。
× × ×
大きく、大切なことが開かれた三日間。
改めて、こうした機会にふれるきっかけを与えてくれた、
岐阜の田口さん、麻処さあささん、結び目のしょうこさん、米原の藁谷さん、
そして、ご縁を頂けた方々に、深く感謝いたします。
ありがとうございます~!
・・・実は、濃厚な日はこれで終わりでなく、その翌日は、
朝三時半起きで、オンナ三人、馬二頭、犬一匹の旅なのだった。
(つづく?)
Posted by なかてぃヨーコ at 16:34│Comments(0)
│麻