2024年01月03日
息子1と向き合う 2006年12月11日21:15
今日は半日出勤で午後は休み。
いいお天気なので、洗濯や掃除がはかどるかもとわくわくしながら帰宅。
連れ合いは、先週、今週と福山に行かず自宅で仕事をしている。
一緒に近所の美味しいお寿司やさんに歩いてお昼ご飯を食べに行く。
子どもぬきで、贅沢な時間を楽しむ。
洗濯は連れ合いが済ませてくれていたので(いつもありがとう!)、
布団を干して掃除を始める。寝室、リビングを終え、禁断の子ども部屋
にも久しぶりに手をつける。
息子1の学校のプリントやブロックや電車のレール、本や脱ぎ捨てた靴下などが混在する無秩序空間。そういえば最近、息子1の学校からのお便りというものを目にしたことがなかったなあと少し反省しながら整理。
完全に片付けるのは諦め、空いたところに掃除機をかけて終了。
そこに、4時間目までで早帰りの息子1が帰宅。
ココアを作って息子1と二人、差し向いで一服。
学校の話をゆっくりと聞く。う~む、こんなにゆったりした気持ちで、
息子1の学校の出来事を聞くことは初めてかも。
「ごちそうさま。今日は計算カードが宿題だからサインしてね。」
いつもはやった内容はあまり確認せずサインだけして済ましてしまう
のだが、今日は九九カードを一緒にやった。
”6の段から9の段までごちゃまぜで2分以内にやるのが目標です”と
さっき読んだお便りに書いてあるのを思い出し、時間をはかる。
やっぱり、母親がいると気合いが入るのかすんごい早さ。
5回やって、最高タイムが32秒!!
いつの間にこんなに覚えたのか...。「すごい」と誉めまくる。
そして、これまた禁断の息子1のかばんの中を久しぶりに確認する。
靴下、上履きの中敷、おはじき、粘土のかけら、そして大量のプリント
などなどが、教科書とノートに混じって入っている。
これは要る?どこに片付ける?と一つずつ整理していくと、
おっ!「おの○○○くんへ ○○○より」と書かれたお手紙発見!!
「これってラブレター?」と突っ込むと「読んでいいよ」
開くと自分で書いたポケモンのぬり絵。...ホッとする。
(「ああ~、かあちゃん動揺したわ」という言葉に隣部屋で仕事をする連れ合いが大笑いしていた。)
さらに、○○ちゃん手書きの表彰状(九九が上手にできた)も発見!
以前、この○○ちゃんのお手紙を見つけたとき、息子1はとても照れていたのを思い出し、「この表彰状は大事やろ。ちゃんとしまっとき」と、
あえて突っ込まなかった。(←小心者の母?!)
ああ~、こんなやりとり、毎日やっているお家もあるだろうに。
息子1とじっくりと向き合える時間がもてたことに深く感謝。
そして、息子1と二人で夕飯のお買い物。
しかし、レジがあまりに混んでいて、並んでいる最中に
火にかけてきた鶏ガラスープの鍋が気になる。(一応、連れ合いに頼んではいたのだが)
「お金払って、お家まで持って帰ってきてくれないかな。できる?」
「うん、できるよ。いいよ。お財布ちょうだい。」
あまりに自信を持って息子1が答えるので、本当に任せてしまおうかな
とも思ったが、「かあちゃん、向こうにいるから自分でやってみな」
と見守ることに。
ずいぶん待って順番がくる。しかしお会計が終わる気配がない。
レジを待つ列はいまだ長いまま。たまらず駆け寄り、財布を奪い、
支払いをする。
呆然とたたずむ息子1に「さあ早く帰ろう」と声をかける。
「待っている間にお財布の用意をして、後のお客さんが待つ時間が
少しでも少なくなるようにしとかなきゃね。」「......」
「2160円って、お財布からきちんと出せる?」「...出せない」
息子1の帰る足取りがどんどん重くなる。
焦る気持ちを抑えて抑えて、息子1に寄り添いながら手をつなぐ。
「また、今度、お願いね。」「.....」
いつもなら、立ち止まった息子を放って私はさっさと帰ってしまうだろう。そうだ。いつも、そうしていた。
そして、息子1はいじけて、自分の殻に閉じこもってしまっていた。
今日は、歩みは遅いながらも一緒に帰ることができた。
ほんとによかった。
いつもいつも、こんな風に接する余裕はないかもしれない。
でも、こうして向き合い、寄り添ったことを、
息子はしっかりと覚えていてくれるに違いない。
....今、気づいたが、自分が子どものころも、そうだった。
親はいつも忙しくて、私のことは放りっぱなしだったけど、
私の話を聞いて寄り添ってくれることもあった。
あのころの親の気持ち、私は今までわかっていなかったなあ。
ということにも、今、気づいて、涙がとまらない。
息子1よ、ありがとう!
父、母、ありがとう!!!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
コメント Sadhika☆現状維持2006年12月11日 21:44
読んでいてほろりと来ました^^
偉大なり、母、父の愛、人の愛!!
コメント ごりせん2006年12月11日 21:55
感動しました。場面が名画の1シーンのようにうかんできました。登場人物を全てよく知っているので・・これに息子2が登場したらどんな展開になるのだろうかと違う物語を想像したりして。
コメント こもりはる2006年12月12日 08:32
何度読んでも心温まる、何度も読みたくなるような、
温かい日記を読ませていただけた事に深く感謝です。
息子1くんを通して、ご両親の愛に気づけて、本当に良かったですね。
にゃかてぃ家、万歳☆
コメント ようちゃん2006年12月12日 19:34
みなさま、うれしいコメント、ありがとうございます!!
この日記、こういうオチになるとは書き終わるまで思っていませんでした。最後の最後に気づけたのは、Sadhikaさんの日記、はる☆るさんのK解日記とシンクロした結果のような気がします。
いい意味でも悪い意味でも、私の母と私の関係は、私と息子1との関係に
引き継がれているようです。母から受けとったカルマを無意識にそのまま息子1に引き継いでしまわないよう、しっかりと意識したいと思います。
--------
息子2については、ごりせんさまのおっしゃるとおりです。
二人が絡むと、なんでこんなことになるかなあという珍事件続発です。
息子2は4才になって、一層パワーアップしてます。
毎日、恐竜や昆虫ワールドの絵を何枚も書きちらし、
ソファーカバーで自分用のテントを作ってこもり、
洗濯物かごのボートをリビングに浮かべて布団たたきのオールで
部屋中、旅しています。
あ、そうそう、先日は、連れ合いに「とうちゃん、くび!!」と
解雇宣告してました。(←「ラマになった王様」に出てくるセリフ)
そして、今、鉛筆を握りしめて
「ちきゅうじだいには まんもすが いるんだよ」とつぶやきながら、
日本地図を写し書きしています。
いいお天気なので、洗濯や掃除がはかどるかもとわくわくしながら帰宅。
連れ合いは、先週、今週と福山に行かず自宅で仕事をしている。
一緒に近所の美味しいお寿司やさんに歩いてお昼ご飯を食べに行く。
子どもぬきで、贅沢な時間を楽しむ。
洗濯は連れ合いが済ませてくれていたので(いつもありがとう!)、
布団を干して掃除を始める。寝室、リビングを終え、禁断の子ども部屋
にも久しぶりに手をつける。
息子1の学校のプリントやブロックや電車のレール、本や脱ぎ捨てた靴下などが混在する無秩序空間。そういえば最近、息子1の学校からのお便りというものを目にしたことがなかったなあと少し反省しながら整理。
完全に片付けるのは諦め、空いたところに掃除機をかけて終了。
そこに、4時間目までで早帰りの息子1が帰宅。
ココアを作って息子1と二人、差し向いで一服。
学校の話をゆっくりと聞く。う~む、こんなにゆったりした気持ちで、
息子1の学校の出来事を聞くことは初めてかも。
「ごちそうさま。今日は計算カードが宿題だからサインしてね。」
いつもはやった内容はあまり確認せずサインだけして済ましてしまう
のだが、今日は九九カードを一緒にやった。
”6の段から9の段までごちゃまぜで2分以内にやるのが目標です”と
さっき読んだお便りに書いてあるのを思い出し、時間をはかる。
やっぱり、母親がいると気合いが入るのかすんごい早さ。
5回やって、最高タイムが32秒!!
いつの間にこんなに覚えたのか...。「すごい」と誉めまくる。
そして、これまた禁断の息子1のかばんの中を久しぶりに確認する。
靴下、上履きの中敷、おはじき、粘土のかけら、そして大量のプリント
などなどが、教科書とノートに混じって入っている。
これは要る?どこに片付ける?と一つずつ整理していくと、
おっ!「おの○○○くんへ ○○○より」と書かれたお手紙発見!!
「これってラブレター?」と突っ込むと「読んでいいよ」
開くと自分で書いたポケモンのぬり絵。...ホッとする。
(「ああ~、かあちゃん動揺したわ」という言葉に隣部屋で仕事をする連れ合いが大笑いしていた。)
さらに、○○ちゃん手書きの表彰状(九九が上手にできた)も発見!
以前、この○○ちゃんのお手紙を見つけたとき、息子1はとても照れていたのを思い出し、「この表彰状は大事やろ。ちゃんとしまっとき」と、
あえて突っ込まなかった。(←小心者の母?!)
ああ~、こんなやりとり、毎日やっているお家もあるだろうに。
息子1とじっくりと向き合える時間がもてたことに深く感謝。
そして、息子1と二人で夕飯のお買い物。
しかし、レジがあまりに混んでいて、並んでいる最中に
火にかけてきた鶏ガラスープの鍋が気になる。(一応、連れ合いに頼んではいたのだが)
「お金払って、お家まで持って帰ってきてくれないかな。できる?」
「うん、できるよ。いいよ。お財布ちょうだい。」
あまりに自信を持って息子1が答えるので、本当に任せてしまおうかな
とも思ったが、「かあちゃん、向こうにいるから自分でやってみな」
と見守ることに。
ずいぶん待って順番がくる。しかしお会計が終わる気配がない。
レジを待つ列はいまだ長いまま。たまらず駆け寄り、財布を奪い、
支払いをする。
呆然とたたずむ息子1に「さあ早く帰ろう」と声をかける。
「待っている間にお財布の用意をして、後のお客さんが待つ時間が
少しでも少なくなるようにしとかなきゃね。」「......」
「2160円って、お財布からきちんと出せる?」「...出せない」
息子1の帰る足取りがどんどん重くなる。
焦る気持ちを抑えて抑えて、息子1に寄り添いながら手をつなぐ。
「また、今度、お願いね。」「.....」
いつもなら、立ち止まった息子を放って私はさっさと帰ってしまうだろう。そうだ。いつも、そうしていた。
そして、息子1はいじけて、自分の殻に閉じこもってしまっていた。
今日は、歩みは遅いながらも一緒に帰ることができた。
ほんとによかった。
いつもいつも、こんな風に接する余裕はないかもしれない。
でも、こうして向き合い、寄り添ったことを、
息子はしっかりと覚えていてくれるに違いない。
....今、気づいたが、自分が子どものころも、そうだった。
親はいつも忙しくて、私のことは放りっぱなしだったけど、
私の話を聞いて寄り添ってくれることもあった。
あのころの親の気持ち、私は今までわかっていなかったなあ。
ということにも、今、気づいて、涙がとまらない。
息子1よ、ありがとう!
父、母、ありがとう!!!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
コメント Sadhika☆現状維持2006年12月11日 21:44
読んでいてほろりと来ました^^
偉大なり、母、父の愛、人の愛!!
コメント ごりせん2006年12月11日 21:55
感動しました。場面が名画の1シーンのようにうかんできました。登場人物を全てよく知っているので・・これに息子2が登場したらどんな展開になるのだろうかと違う物語を想像したりして。
コメント こもりはる2006年12月12日 08:32
何度読んでも心温まる、何度も読みたくなるような、
温かい日記を読ませていただけた事に深く感謝です。
息子1くんを通して、ご両親の愛に気づけて、本当に良かったですね。
にゃかてぃ家、万歳☆
コメント ようちゃん2006年12月12日 19:34
みなさま、うれしいコメント、ありがとうございます!!
この日記、こういうオチになるとは書き終わるまで思っていませんでした。最後の最後に気づけたのは、Sadhikaさんの日記、はる☆るさんのK解日記とシンクロした結果のような気がします。
いい意味でも悪い意味でも、私の母と私の関係は、私と息子1との関係に
引き継がれているようです。母から受けとったカルマを無意識にそのまま息子1に引き継いでしまわないよう、しっかりと意識したいと思います。
--------
息子2については、ごりせんさまのおっしゃるとおりです。
二人が絡むと、なんでこんなことになるかなあという珍事件続発です。
息子2は4才になって、一層パワーアップしてます。
毎日、恐竜や昆虫ワールドの絵を何枚も書きちらし、
ソファーカバーで自分用のテントを作ってこもり、
洗濯物かごのボートをリビングに浮かべて布団たたきのオールで
部屋中、旅しています。
あ、そうそう、先日は、連れ合いに「とうちゃん、くび!!」と
解雇宣告してました。(←「ラマになった王様」に出てくるセリフ)
そして、今、鉛筆を握りしめて
「ちきゅうじだいには まんもすが いるんだよ」とつぶやきながら、
日本地図を写し書きしています。
学芸員のお仕事(民具の受け入れ) 2005年07月21日04:00
レイキと出会って 2005年08月01日06:54
勇気づけられたこと 2005年08月10日04:32
レイキ3rd伝授21日目 2005年08月26日21:15
霧の晴れ間 2005年09月22日21:46
博物館での使命の探求 2005年10月07日21:20
レイキと出会って 2005年08月01日06:54
勇気づけられたこと 2005年08月10日04:32
レイキ3rd伝授21日目 2005年08月26日21:15
霧の晴れ間 2005年09月22日21:46
博物館での使命の探求 2005年10月07日21:20
Posted by なかてぃヨーコ at 15:02│Comments(0)
│mixi日記(2005~2013)