2024年01月03日

目指すは「相手の立場に立つ」 2007年02月15日12:07

先祖供養のワークを受けてちょうど1ヶ月になる。
昨晩は夜中目覚めて、結婚する前の自分のことがいろいろと思い出されてきて、しばらく眠れなかった。

自分の母親との関係の気づきについては、この日記でも少し書いているが、さらに新たな気づきがあった。

私は親の期待に100%応える完璧な娘であろうとしてきた。
自分としても、かなりうまくこなしてきたと思っていた。
しかし、それは勝手な私の思い込みでしかなかったのだ。
結果的に、とんでもない親不孝を重ねてきたのかもしれない。

ああ、これって母親も全くいっしょの思いだったのかもしれない。

娘のために自分を犠牲にしてでも完璧な親でありつづけようとしていた母。
自分としては、かなり無理をしてがんばってやってきたと思っていたのに、それは母の思い込みでしかなかった。

私は母親の鏡であり、その逆も然りだったんだなあ。

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こんなことに気づくきっかけとなったのが、あるマイミクさんのお幸せ日記だった。
彼女は、ご結婚することになり(おめでとうございます!)、お互いの両親を呼んで「六者面談」の場を設定したとのこと。


はっとした。

私と連れ合いの両親が一堂に会して六人で話をしたことなんて・・・ない!!!

祇園の牛肉料理屋さんで手作りの人前結婚式&披露宴をしたときにも、六人でテーブルを囲んでお互い紹介しあう・・・ということすらしなかった気がする。

その後、9年。そんな機会はまったくなかった。

ええええー、そんなんありかああああ。
私ってなんて、親不孝な娘なんだああああ。

思わず、連れ合いの部屋に駆け込み、確認してみる。
”そんなこと(六者面談)はやった覚えはない。でも、うちの親は気にしてないと思う。”

はい、確かに連れ合いのご両親は気にしてないかもしれません。

しかし、うちの親は、そういうことには細かい。
だから、自分としては細心の注意を払って、結婚前にはお互いの両親・親族などに会って了解を得る機会を作ったつもりだった。

うちの両親と連れ合いとは京都の料理屋さんの個室で初?顔合わせ、和やかに四者面談。
連れ合いの方へはご実家だけでなくご親族のお家も回った。
(マイミクごりせんさまにもこのとき初めてお会いしました。)

結婚式&披露宴には、お互いの職場の上司・同僚、大学のサイクリング部の仲間、そして両親・兄弟・親族を招いた。

会場は仲人さん(連れ合いの面倒をみてくれる?人生の仲間・先輩みたいな方)のお店、結婚式の司会・料理は仲人さん、披露宴の司会進行はサイクリング部の仲間にお願いし、形式ばらずに美味しい肉料理を楽しんでいただく手作りの会だった。

手作りだけあって、いろいろと気が回らず不手際が多々あったに違いない。六者面談の場を作れなかったのも大きな不手際のひとつだろう。

うちの親族席には、両親、弟、母方の叔母家族が座る予定だったのだが、急に叔母家族が来れなくなってしまい、3人だけ。
一方、連れ合いの親族席はご両親、3兄弟とそのご家族など(ごりせんさまご夫妻も含む)が揃って大賑わい。

さらに、お義父さまがみなさんへのごあいさつの中で(私は嬉しかったのだが)私を「ようこ」と呼んでくださり、懐妊していることに触れたことも、かなり衝撃的だったようだ。

(連れ合いがうちの実家に転がり込んでうちの両親と話をしているときに親が”私の懐妊を披露宴のときに初めて知ってびっくりした”と言っていたことを最近聞かされて、私は動揺した。何かの誤解に違いないと思うのだが、もし、それが本当だとしたら、これこそなんて親不孝な娘だろう・・・。)


ああ、結婚式のときのことだけ思い出しても、なんて親不孝の数々。


母が”言いたいことをずっと抑えてきた”というのも、ほんとうなんだろうなあ。

”親に文句は言われたくないし、言わせない”と突っ張って、自分の気持ちも無視して、独りよがりに親の期待に応えようとしていた娘の姿を見ていたら、言いたいことも言えないよなあ。

言いたいことを言ってもらって、その場でお互いに気づきあって、次へ進んでいくということが大切なんだよなあ。

まだまだ、長年のくせで、
お互い突っ張ってしまうこともあるかもしれないけど、
これから、親の言いたいことをきちんと受け止めながら、
少しずつ新しい関係を築いていくことができるんではないかなあと思えるようになってきた。

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”合氣道の技は「相手の立場にたつ」ことができないとききません。”

昨日、2回目の稽古の帰り、先生から渡されたお手紙にあった言葉が心に響く。
私は、まだまだ独りよがりなんだよなあ。
真に、相手の立場にたてるようになりたい。
やはり、合氣道は、今の私に必要なものなんだと痛感する。

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ああ、ようやく目指すべき光が見えてきた気がする。


新年のSCコースでひいたカードから得た課題「混沌の受容」
それ以来、できるだけ身の回りに起きることを頭で整理せず、ただただ受け入れようとしてきた。
でも、どこかで行く先を求めてしまい、それが得られない焦燥感を感じる日々。心身ともに調子がよくなく、魂に向き合う気も萎える毎日だった。

ようやく、この日記を書いて、一区切りついたかもしれない。
ありがとうございます!




^^^^^^^^^^^^^^^
コメント ごりせん2007年02月15日 13:22
ブログの連載で父に疎まれていた日々を書いていますが、実は父はボクの姿に自分を映し出していたのだとおもいます。それも自分のいやなことばかりです。

私たち夫婦も6者面談などありませんでした。それはそれでいいのではないでしょうか。
さて、このごろ思うのは、ゆるゆると生きることです。思いっきりグウタラになろうと思います。

コメント ゆきぴょん2007年02月16日 10:01
にゃかてぃさんの日記を読んで整体で有名な方の言葉を思い出しました。
相手を受け入れると相手の分までエネルギーを使える。相手を受け入れるとその相手より自分の器が大きくなる。
なんだか合気道の考え方と似てますね~
私も分かっていてもなかなか実践できないです。
なんか損だと思って抵抗しちゃう(^o^;
実はとってもお得な事なんですけどね~      
気付きが出来て良かったです。ありがとうございます(^-^)

コメント ようちゃん2007年02月16日 14:19
コメントありがとうございます!

>ごりせんさま
はい、家族、とくに親子関係は魂の大きな学びの場のようです。
そんな魂の気づきが文学(芸術)作品に昇華するということを、ごりせんさんのブログを拝見して感じます。
これからもごりせんさまの歩みに寄り添い学ばせていただきたいです(ゆるゆる、グウタラ、期待しています)。
ありがとうございます。

>ゆきぴょんさん
おお~、コメントのお言葉、ハラに響きました!
風天さんのブログにあった”「はい」と肯定するだけですごいエネルギーが生まれる”というのにも通じる考え方ですね。
そうなんだよなあ。そうか!

私は、自分と他人との境界をうまくつくることが大切で、それをなくそうとする考え方はとても危険なことだと感じていました(それでゆきぴょんさんに僭越ながらメッセを送ったことがありましたね。失礼しました)。
しかし、ゆきぴょんさんの言っておられたのは、このことだったんですね。そうなんだあ。

と、意味不明なことを連ねてしまいましたが、大きな気づきができました。ほんとうにありがとうございます!!!

みぃちゃん2007年03月09日 09:18
(コメントに対するコメントになりますが、すみません…)キャ~(>∀<)”「はい」と言うだけですごいエネルギーが生まれる”とは、最近(靈氣を始めてから…)やっと気付きはじめたことです。今までは「でも」や「そうか~?」や言い訳ばかりしていましたが、なんとなく駄目だなぁ~と漠然と感じていました。
そういうことだったんですね!確かに肯定したときの空気は軽く、否定したら空気はよどむような気がします。そうだったのか~エネルギーが生まれるんですね!言霊ですね!
教えていただき、ありがとうございます(^ヘ^)v

コメント ようちゃん2007年03月09日 09:56
みぃちゃんさん、さっそくコメントありがとうございます!

そうですよね。どんなことをいわれても「はい」と答える(思う)だけですごいパワーがわいてくるんですよね。
風天さんのブログによると、「はい」よりもパワーがでるのが、
「許す」ことなんだそうです。

全身の力を抜いて、身体の全ての部分の重みを最下部に置き、
相手の氣を感じて、それを尊重しながら自分の氣を出して、
いっしょに動く。それが(心身統一)合氣道の極意。
これもまた、相手を許す・受容することにつながるんですね。

新しい気づきのきっかけを与えてくれて、ありがとうございます!>みぃちゃんさま


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