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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年02月03日

2/4、2/5、2/7、2/9、草津市のお蔵見学・民具活用のご案内

※最新情報はこちら

1/21にひょんなことから、2月に取り壊しになるお蔵のことを知り、
同日、見学に行き、
大正期に建てられた建物の部材のあまりの立派さにびっくり。

わずかに残った木製民具も保存状態がよく、
どうにか、少しでも残せないか・・・ということで、
1/27に地元の小学校に交渉し、ご理解・ご協力をいただけ、
1/28に集った方の力を合わせて空き教室に運搬しました。
(それを使って1/30に小学校3年生に授業もしました)

そして、
残った民具、古材・土壁などを活用してくださる方を発掘すべく、
1/28~30には、お蔵見学を行い、
県内外の老若男女、のべ25名の方が足を運んでくださり、
ほしい方には民具を持ち帰っていただきました。

2/5の午前中の、解体業者さんとの打ち合わせに、、
私も、伝統構法ができる大工棟梁さんと一緒に同席させて頂き、
建物の部材(立派な棟木や梁、柱、土壁や床板、屋根瓦など)
使っていただける方がいる部材をどう確保するか交渉できることに
なりました。

まだ残っている民具も解体までにほしい方には
できるだけ持ち帰っていただき、新しい役割を与えてほしいです。
(長持、踏み鋤、木製はしご、和船の櫓、などなど。
電気こたつなど新しいものもあります。)

そもそも、まだ確認できてないものもたくさんあるので、
全てのものの所在を確認し、せめて記憶には残しておきたいです。
(経験上、最後の最後に出てくるものが、
その家のご先祖さまが一番、後世に伝えたいものだったりします)

興味のある方、どうぞ、お蔵見学にお越しください。
そして、ほしいものがある方、どうか、お知らせください。
(特に、建物の部材)


解体作業も、みんなの力を合わせて進めたいと思います。
どうか、関心のある方、お力を貸してください。

よろしくお願いいたします~!

【今後の活動の予定・内容】

●2月4日(水)
11時、「湖岸道路の湖岸側、帰帆島3・駐車場」に集合
(事前申込不要。遅れる方は連絡ください)
お蔵見学、民具の引き取りができます。

●2月5日(木)
9時半~、解体業者さんとの打ち合わせ終了後、
お蔵見学・民具の引き取りができます。
ご希望の方は連絡ください。

●2月7日(土)
10時半、「湖岸道路の湖岸側、帰帆島3・駐車場」に集合
(事前申込不要。遅れる方は連絡ください)
お蔵見学、民具の引き取りができます。

●2月9日(月)
10時40分~地元の山田小学校でお蔵の民具を使った授業。
(興味のある方は、ぜひご一緒に。10時25分、正門前集合)
その後に、お蔵見学、民具の引き取りができます。
ご希望の方は連絡ください。

(ごめんなさい。取りやめにします。)

□2月12日(木)
10時40分~地元の山田小学校でお蔵の民具を使った授業。
(興味のある方は、ぜひご一緒に。10時25分、正門前集合)

●2/13、2/14に、お蔵の中を空っぽにする作業をする予定。
(この日が、民具引き取りの最終日となります)

※お蔵見学に来られる方は、汚れてもよい服装、懐中電灯など
持参でお越しください。


【連絡先】
小野(なかとう中藤)容子 nakaty@gmail.com
090-7550-4297

※(参考)前回の呼びかけ記事はこちら
http://lbmmukashi.shiga-saku.net/e1118345.html  

Posted by なかてぃヨーコ at 13:13Comments(0)草津市のお蔵(小屋)2015

2015年01月28日

1/28、1/30、草津市のお蔵見学・民具活用のご案内(1/29も追加、修正あり)

※最新情報はこちら

突然ですが、
2月に取り壊すことになった、草津市南山田町のお蔵の民具を
必要な方に活用させてもらえることになりました。

今日、地元の小学校に交渉して、
学習に使えそうな民具一式を空き教室に仮置きさせてもらえることになり、

急な話ですが、
今週水曜・金曜に、お蔵見学・民具運搬・民具クリーニングをします!
(木曜も、行うことになりました!)

興味ある方は、ご一緒しませんか?

残念ながら、
民具はほとんど処分されたあとだったのですが、
残っている民具の保存状態がかなり良く、
(ほこりはかぶっていますが)

お蔵が、農家の蔵としては、
いまだかつて見たことがないほど、立派なものでした。

大正期に建てられたそうですが、
棟木が異様に太くて長く(五間ほど)、梁も立派。
自然の曲線をそのまま使ったもの。壁は土壁。
これも全部、木製民具とともに処分される予定です。

高機・糸車・かせ車・綿繰機、張り板、藍染木綿の反物、綿入れ半てん、
和船の櫓(この辺りはクリーク地帯で子どもも船を操れた)、
農具(フミスキなど)、俵編み機、赤ちゃんフゴ、などは地元の小学校へ。

長持(大きいサイズ、たくさんあり)、布団(新旧さまざま、30枚ほどあり)、
木製はしご、和船の櫓(1丁)・・・などは、
ほしい方は、持って帰ることができます。

興味のある方は、どなたでもご参加ください。
(汚れてもよい服装、マスク、軍手、懐中電灯など持参のこと)

【作業日程・内容】

●1月28日(水)
10時半、矢橋帰帆島の一番北の入口に入ったところに集合
(みんなで現地に向かう)

お蔵にあるすべてのものの所在を確認します。
(経験上、最後の最後に出てくるものが、
その家のご先祖さまが一番、後世に伝えたいものだったりします)

民具の一部を小学校へ運搬します。

●1月29日(木)
13時、「湖岸道路の湖岸側、帰帆島3・駐車場」に集合
(みんなで現地に向かう)
お蔵見学、民具の引き取りができます。


●1月30日(金)
9時20分、草津市立山田小学校の正門前に集合

午前中、小学校へ運んだ民具をクリーニングして整理します。
その様子を3年生の子どもたちが見に来ます。
(「学校に眠る民具を照らす会」の方々のご協力あり)

13時半、矢橋帰帆島の一番北の入り口入ったところ
「湖岸道路の湖岸側、帰帆島3・駐車場」に集合
(みんなで現地に向かう)
お蔵見学、民具の引き取りができます。

× × ×

できたら、
建物の古材や屋根瓦、土壁も、生き残る道を探りたい。
ほんとに、見たこともないほど太くて長い棟木と立派な梁。
湖岸に近い、この集落だったからこそ、琵琶湖を使って
運べたんだろうなあと。

2月5日に解体業者さんとの打ち合わせがあります。
月末には更地になります。
諦めずに最後まで交渉したいと思います。
活用してくれる方、ぜひ、連絡ください。

× × ×

実は、学芸員時代、近江昔くらし倶楽部の活動で
「学校に眠る民具を照らす会 in 草津」というのをやってました。

授業の教材として地元の方から集めたはずの民具が、
知らないうちに運動会の備品などと一緒に混ざって
追いやられ、挙句の果てには不要物として処分される・・・
という現場に立ちあってしまい、

それはもったいない!
そのすべてをクリーニングし、番号をつけて写真を撮って、
棚に並べ直して、目録をつくって、
市教育委員会、学校に、その情報を持っておいてもらえば、
必要な時に必要な人が活用できるでしょ!
と提案して、

ふるさと絵屏風作りに熱心なKさんが中心になって、
草津市内の小学校を対象に、
地元の絵屏風作りに関わる方々にも協力いただいて
今までに3つの小学校の民具目録を作りました。

新聞、テレビ、ラジオにも取り上げられて、
市外からも問い合わせがあって、盛り上がろうと
したところで、私が退職し、Kさんが孤軍奮闘・・・。

今回、久しぶりに連絡したら、
「わかりました。調整してみんなで行くようにします」
といつもの力強い声が返ってきて、
今日、いっしょに見学に行き、金曜に一緒に作業することに。

地元の小学校も
熱心な3年生の先生方、理解ある校長先生、教頭先生のおかげで、
民具の仮置きを快く許可してくださり、
民具を使った昔のくらしの授業の内容も詰めることができました。

この、学区内のご先祖さまからの宝物・生きている民具を使った
授業ができることが、有難く、楽しみで仕方ありません。

(子どもたちに、あの赤ちゃんフゴを見せて、
「これにな、あのおうちのおじちゃんが
赤ちゃんのとき入ってはったそうやで~」と言うてみたい・・・です!)

こうしたご縁をいただけたことに、深く深く感謝いたします。  

Posted by なかてぃヨーコ at 01:56Comments(0)草津市のお蔵(小屋)2015